立ち上がれ中指

中指はそれを立てた時に最も折れやすくなる。

The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day 乙一 荒木 飛呂彦

The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day 乙一 荒木 飛呂彦

読了。この本は乙一といういまさら僕が語るまでもなく青少年および少女を中心に圧倒的な人気を誇っている作家が同じく青年青少年および少女の一部の系統の方々に圧倒的な人気を誇っているジョジョを書いたらどうなるのかという実験作である。

今作の主人公はジョジョでいうところのスタンド使い(超能力使いみたいなもん)なんだけどオリジナルキャラだった。そこが最初読むときに不安で、乙一が変な色気を出してジョジョの世界をぶち壊しにかかってきたら大変なことになるだろうなあ(信者とかが)と思っていたんだけど、少なくとも僕が読んだ限りではそんなことはなく、スタンドのバランスもよいと思う。

乙一はこの作品の中で、ジョジョ本編のほうではあまり描かれなかったスタンドに対するある程度深い考察とかもしていて、こういうことを組み込みやすいのが小説なのだなと思った。

漫画と小説を比べたとき、僕はやっぱり漫画のほうが手軽に表現を受け取ってもらえるし優れた媒体なのではないかと昔思っていて、んじゃあ小説を書くよりも漫画を描いたほうがいいのではないかということを考えていたんだけど、小説のいいところは第一に伝えられる情報量が多いというのがあるのだなあというとこに気づく。あと、漫画みたいに一作品を何年にもわたって書いていくわけではないから(そういう作品もあるけども)そういうところもいろいろな世界を書きたい立場としては嬉しいのだというメリットがあったことを思い出した。

だいぶ脱線した。作品の話に戻ると、この話のジョジョ成分と乙一の割合は3;7くらいでやっぱり乙一の作品だなあという感じ。ただ、じゃあ荒木の完全なコピーをやればいいのかと言われたら決してそうではなく、やっぱりこのくらい自分の味を出してこその二次創作なのではないかと思う。その舞台をできるだけ壊さないようにするということは前提においておいて。

そういう意味じゃ、こういう二次創作ってもっともっと出てもいいのかもしれない。いろいろな解釈だとかがそこに広がるわけだし、まあいっぱい出ても僕はたぶん買わないと思うけど、そういう中からジョジョ本体の作品に隠された新たな可能性とかも見出せるかも。

久しぶりに更新した記事でいきなりジョジョかよって感じだけど、まあよしなに。(←これってナニ?)


現役大学生による学問以外のススメ 「学外活動」出版プロジェクト (編集)




人生はよく車に例えられるけれども、だとしたら僕らは前に進むために燃料をたびたび仕入れなければならないわけで今日僕は本屋で立ち読みをしていたときにそれを痛感した。

僕はそのときなんとなく手にとって読んでみただけなのだけど、この本からは今必死に何かをやっている学生の情熱だとかそれに類するものを感じ取ることが出来たし、また今まで自分自身が停滞していたってこと、つまり燃料がなくなってしまっていたことに僕は気づいていなかったということを再認識出来たと思う。人生の恐るべきところは大切なことの大体は徐々に磨り減っていくということだと僕は考えていて、たとえば時間だとかはまさにその典型的な例だと思うのだけど、多分それと同じように何かをしようという情熱も徐々に磨り減っていくのだ。それを回避するためには定期的に燃料を車に注ぎ込まなければならないし、現実世界においてそれは音楽だったり文学だったり経験だったり、またこういうインタビューを集めた本の存在だったりするのだろう。

この本は数十人の学校以外で活躍している学生のインタビューがわんさか詰まっている。ちなみにこの本の編集自体も学生だというから驚きである。尤もそのせいか取材した学生の出身大学が結構おなじところからばっかりだったりするのだけど(特に早稲田と学習院が多い)たいした問題ではない。それにしても、この世界一大学の授業が意味を成していないと言われる(特に文系)日本では、授業も適当に遊んで後はなんもしらねーみたいな感じの学生が跋扈しているとよく巷で叫ばれているが、そしてそれはあながち間違いでもないと思うが、どうやらやるやつは色々やっているっぽいらしい。

別にこの本に登場している人物のみんなが企業を起こしただとかそういうわけではなくて、中には大学時代の大体は風俗で働いていましたっていう人もいたりしてバラエティーに富んでいる。その中で僕的に印象深かったのはDJの人とか才能ある人と出会う才能がある人とか早稲田祭復活を目論んでその後色々やってた人とか予備校講師とか「はあちゅう」とか。特にDJの人は小柄で色白で一人称が「私」で二人称が「あなた」という、お前本当にクラブで皿回していんのか俺とスペックとかキャラかぶってんだよって感じで世の中広いなあと思った。まあ僕は改まった場とか文章以外で「私」とか「僕」は使わないけれども。

全体を俯瞰して見ると彼らの全員が必ずしもずっと成功者であったわけじゃないってのがわかって、やっぱ努力する人はいっぱい失敗もするんだなあと思ったりしてその点は少し励まされる。その一方で、最初の方に企業を起こそうと思って色々チャレンジしていっぱい失敗してその結果もう失敗なんて全然怖くないわーっていう境地に達している学生が出てくるんだけど、彼とかを見ると俺は全然そういう経験を持っていないな結構離されちゃってるなってことを感じてしまったりして心地よい嫉妬のようなものを感じてしまったり。

なんにせよ僕はこの本を読んで少し目が覚めた。この僕がこのまま授業にあと3年間出て単位とって卒業するのを目指すだけではなく、何か自分でこれと思えるようなことを成し遂げてみたいと強く思うまでに至ったんだからこの記事を読んでいる皆さんも、今大学生の人は特に、この本を読んで自分の燃料になる何かを得てほしいと思う。そしてただ燃料を補給して満足するだけでは不十分で、僕らはそれを運動エネルギーに変えなければならないし、その後も燃料を補給する必要があるんだってことを忘れないようにしなければならないのだ。とりあえず僕も、ブログとか小説を書いたりすること以外にもアンテナを張って、楽しそうな何かを受信したらそれをキャッチしにいく心構えを忘れないようにしていきたいと思う。






なぜか「忙しい」「時間がない」が口ぐせの人へ 和田 秀樹 (著)




すげー勢いで書き込んでいたのにちょっとした拍子に全部消してしまって僕のやる気の排泄物はぼっとん便所に流された。でも全部あきらめて不貞寝をするっていうのもだいぶ癪な行為ではあるので、簡単ではあるけどこの本の要点と感想文を書きたいと思う。


しかし時間というものは僕と一緒にいてずっと友達面しているくせに、実は暗殺者みたいなやつなんだから本当に参ってしまう。僕は今も昔もだけど時間を使うっていうよりは時間に使われるっていう派で、きっと僕みたいな人間なんてこの世に腐るほどいるわけだから、同様に時間に使われてしまっている人というのも腐るほどいるのだろう。だから多分腐ったような匂いを街のあちこちでかいだりすることが出来るのだと思う。相も変わらずポエミックな僕である。

この本はそんな腐食劣等(列島)を形成している僕らにとって、この本になんらかのヒントを授けてくれるだけのちょっとしたパワーを僕は感じた。著者は受験系の本とかでよく見る和田秀樹で、この人はものすごい勢いで本を出版しているから中には「なんだよ和田秀樹かよ」なんてがっくり来てしまう人もいるけどそしてそれも少しわかるけど、でもこの本に書いてあったことは著者の体験などを交えてとてもわかりやすく書かれている。

・時間は征服するものである

冒頭で書いたように時間というのはアサシンである。しかもよく出来たアサシンで彼らは明日という甘いえさをちらつかせて、僕がそれに惑わされているうちに今日という僕を食べてしまう油断のならないやつなのである。本書はいかにして無駄な時間に人生を食われないかが書かれており、その中で和田秀樹は時間は征服することが大事なのだと断言していて、金は時間で時間は金という論法をちょこちょこ使っているが、なんだかこういう記述を見ると彼もやっぱり大阪人なんだなあとか思ってしまう僕は偏見丸出しの関東人なのだろうか。その意見自体に反対するわけではないけども。


・時間にはラベリングする

時間っていうのは実態のつかめない幽霊なもののように僕は感じていて、よくわからないから僕は幽霊にしてやられてしまうのだと思う。じゃあよくわからなければどうするかということで、和田秀樹は自分からそれに対してレッテルを貼る、つまり価値付けをしてしまえばいいのではないかと説明している。ここに僕は自分自身の勝手な思い込みを発見した。僕は今まで時間ってなんとなく絶対的なもので自分で勝手に価値を決めてしまうっていうのはおこがましいにもほどがあると思っていたのだ。もちろんそういう意見がすべて間違っているとは今も思わないけれど、少なくとも何かを成し遂げようとしているときにこの方法論は有効に機能する。結構前の駄文で僕も書いたように、人間は結構わかりやすい目標というか「しばり」を自分に課さなければ全然行動しないようにプログラミングされていて、それは思考においてもそうだし行動においてだって同様だ。正体がわからないのだならばとりあえずそれを仮定してしまって、それに向かって対応策を考えたりするというのも時間を無駄遣いしないための良い回答であると思う。

・朝の時間を有効に活用する

僕自身夜型の人間でしかもいまだに克服されていないので正直心が痛むのだけど、たまにはやねして朝起きたときの充実っぷりはもう半端ないのでこの意見には素直に同意した。生理的に見ても人間の成長ホルモンの分泌される時間帯は大体10時から1時がピークだし、そこを寝ているか寝ていないかでも結構な違いが出るんだろう。ちなみによく誤解している人が多いが成長ホルモンは何も身長を伸ばすためにだけ使われるのではなく、身体の回復にも使われるので成長ホルモンが出る時間帯に寝ておかないと必然ととる睡眠時間は長くなる。逆にいえばその時間帯をきちんと睡眠にあてれば睡眠時間の減少も期待できると思うので、やる気があればぜひそのような生活リズムに整えるべきだ。といっても僕自身はいまだに1時過ぎに寝るのがデフォルト設定なので全然説得力はないのだけども。

・仕事にはそれぞれ質の違いがあり、やる時間帯にも向き不向きがある

朝向いてることがあったり夜向いていることがあったりするわけだからそこら辺の癖をつかんでおくようにしとけっていう感じの話もまあ結構興味深いのだけど、日常で色々な課題を抱えたときはそれが1時間以上かかるかかからないかで分けろっていうのは具体的で参考になる。あれ、もしかしたらそれはこの本じゃなくて違う和田秀樹の本で見た記述だったかもしれないけどこの際なんでもない。1時間以上かからない仕事は何かの合間にやって、それ以上かかる仕事はそれ専用の時間を設けてやることで効率は跳ね上がるくらいよくなったりするだろうというお話だった。

・大事なのはやった時間ではなく量である

彼は物事をこなすときに時間ではなく仕事量で考えろってことをこの本だけじゃなくて色々な本で口すっぱくいっていて、これは本当にそのとおりのことだと僕は思う。時間と向き合っていく時に時間ではなく仕事量について考えろっていうのはなかなかアイロニーをはらんでいるようでもあるから面白い。自分の経験を振り返ってみると、僕の受験生時代はまさにこの間違いを犯していて、僕は量のことなんて主眼におかずにひーこらひーこら毎日を時間で割ってその中で活動をしていた。当然その時間の中でどれくらいの仕事量をこなせばいいとかそういうことはあんまり考えなかったものだから、僕の毎日は残業にいやいや付き合う会社員みたいになっていて効率が死んでいた。そんな風に時間を殺しているだけでは破壊することは出来ても生み出せないし、なにより時間っていうのは結局のところ自分の一部なのだから時間を殺すということは自分を殺すということなのだ。今日という与えられた時間の中で何をやるかを具体的に定め、それをこなすようにすればどうすれば早く目的を完了するのか効率を考えるようになるし、時間を空かすことが出来ればその分だけ趣味のこととかに時間をつぎ込めるようになるから生活全体も彩られていく。人生は楽しくなければそれはきちんとオイルのさされていない歯車のようなものになってしまって、動力を失うばかりか不快な泣き声だけを駄々漏らすようになるのだからこの点は相当に重要なことだと思う。

・かかる時間が把握できないことは行うべきではない

前述のとおり時は金なりなのだし、なによりこの本は仕事量で物事を考えるとかラベリングが大事だというのを提案している本なので、それらが有効に機能しないことはやるべきじゃないって話。もっともである。ただ友達とか恋人の付き合いとかそういう時間を持つことを筆者は否定していなくてむしろ勧めている。そういうことは人生を楽しくするものなのだから思い切りその時間を楽しむことが大事で、メリハリをつけることの重要性がよく伝わってきた。

・偉いということは重要なファクターだ

偉いっていうとなんだか負のイメージがつきまといがちになってくるんだけど、筆者は偉いとメリットもやっぱ多いという論調で話をすすめていく。偉ければそれだけ有能な人材を使うことが出来るようになるわけだし、頭を下げたときの効果もでかいから時間という観点からも得するというわけだ。実際係長くらいの役職じゃあむしろ時間を吸い取られることのほうが多い気もするけど、大体の物事は裏表色々あるよなあということを改めて認識した。

・時間を投資することも重要である

時間を投資することも時には重要なことであって、判断基準としてはそれが未来的に自分の時間を生み出すことが出来るようなことであれば、言い換えればもとがとれるようなことであれば投資も重要なことであると筆者は述べている。彼は20代の成長が重要な基礎になるっていうことも同時に解いているんだけど、これは僕が先日見たプロ論の堤監督が言ってたことと結構かぶっていてなるほどそういうものなんだなーと思った。やはり20代でくすぶるか羽ばたくかでその後の人生ってのは大きく様変わりしてしまうものなのだろう。

・禁欲はナンセンス

これは彼の多くの著作通しての持論である「人生は楽しむものである」っていう考えがベースになっているのだけど、三大欲はもちろん何かをやりたいっていう衝動を押しつぶしてしまわないようにというようにこの本でも語っている。


本当にちょっとした感じでまとめるつもりだったのに、気づけば僕はこの本の感想文を1時間以上にも渡って書いていることは果たして時間を征服できていると言えるのだろうかということについてはちょっと考えた。




ベストセラー小説の書き方 (文庫) ディーン・R. クーンツ (著), 大出 健 (翻訳)




僕は最近になってから急に何かを作りたい欲求に駆られて、どうせなら音楽か小説をやろうと思いはじめた。別に陶芸でもデザインでもいいのかもしれないが、少なくとも僕の場合やっぱり自分自身を一番表現するのに適しているのは言語だと思うし、そういう意味で多くの情報量を一度に載せられる小説と、文字数は短いながらもそのフレーズの1つ1つを丁寧に配信できる音楽が僕の中で候補に残ったのだ。んで実際始めるのにはどっちがいいかなあとか考えているうちに音楽器材購入用にでも使おうと思っていた金があっという間に消息を立ち、まあ今まで大した音楽経験もない人間がそれなりの技術に達するのも結構先な話だろうからとりあえず小説でも書こうということになり本書に手を伸ばした次第である。われながらなめ腐った小説観である。

本書の作者は米ミステリー界の売れっ子ということで、そんじょそこらのハウツー系とまず違うのは作者に説得力があるということ。それから文章が結構おもしろいということも良い。元々僕は小説ってどういう風に皆書いているのか少し知りたいためにこの本の購入に踏み切ったのだが、読んでいくうちに日頃目にするドラマ媒体(小説なりテレビなり)の構造の裏側というものもなんとなく見えてくるし、結論として小説を別に書こうと思う人でなくてもこの本は楽しめるのであるという意見を持った。

この本で取り上げられている内容を軽くまとめると以下のようになる。

?売れるべし
タイトルでベストセラー小説と銘打っていることからもわかるように作家にはまず売れることが求められているというある種あたりまえのことが書いてある。こういう芸術だとか文芸の方面では売れるということは過少評価されるということにつながることも多いのだけれど、売れなければ自分の好きなものを作る金を手に入れることも出来なくなると自身の経験を交えながら語るので説得力がある。そりゃ金銭がないことは悲しくて辛いことだ。愛より金だとかいう理論は結構な確率でまかり通ることだけれども、実際あるに越したことはないし例え持ちすぎてそれを不幸に感じてしまう事があるのだとしても、結局は使い方次第でどうにでもなるわけで、金がない場合選択肢を発見することもままならないのだからそれはある種の甘えと取ることも出来る。金銭のなさは望まない仕事を行うことにつながり、一体この世に何人ほどのライターが望まない形で安っぽいドラマだとかブームに乗っかっただけの粗悪なドラマだとか欲望を発散させることにしか興味のないエロ番組を制作してしまったのだろうか?

無論売れるためにはそれ相応の覚悟が必要だしスランプも次から次へと求婚してくるしちゃんと読んでもらえるようにプロットも考えなければならない。しかしまず読まれることなくして人が良い作品/悪い作品を評価することはないわけで、まず評価して欲しいのなら売れることから始まらなければならないといっても過言ではないのだろうというお話。やはり真の売れっ子小説家になるためにはある種の職人気質を手に入れることが求められていて、そのためには時代の匂いをかぎ分けたり誰も見知らぬ密林の草を掻き分けたり色々なジャンルから手に入れた情報をかき混ぜたりしたりする必要があるのだろう。

?定石を知れ
この本ではある程度売れる小説に求められているプロットが書かれていて、それは主人公は完璧であってはいけないが優秀な人物が好ましいだとかハッピーエンドが良いとか軽くウィットに富んでいるとか最大の危機を作り出し乗り越えねばならないとか色々書いてあるのだけど、ここらへんは時代だとか分野だとかによって変わりうるものだと思うので軽く流す程度に読んだ僕である。物語の視点の話にも触れているのだけどこれは結構興味深くて、僕は最近舞城とか一人称視点のものばっかり読んでいたので感覚が麻痺していたけれど、小説の中では何人もの視点を重ねることで物語の厚みを増させるっていうテクニックもそういえばあるよなあとか結構参考になるなあと思ったりした。その他、主人公には葛藤が存在しなければならず、外的な要因を得てそれが表面化しそれと対峙するように仕向けていかなければならないっていうのは王道でよく見ることだけど、文字化してまとめるとなるほどという内容だった。

?技術を磨け
あたりまえっちゃああたりまえの話なんだけど、本書でも文章の技術を高めたり落としたりしなければ小説家は読書を続けなければならないと論じられている。頭の中身がいい感じにシンプルな僕はこの文言を目の中に取り入れた直後すぐに図書館に向かって何冊もの小説を借りに行く事になったのだけども(この言葉は嘘。何かに影響されてそこまですぐ動ける人間は僕以外の何かであって、僕にそれほどのバイタリティがあるわけがないのである)、確かに久しぶりに小説を読んでみればなかなか魂に来る震えがあったり文章参考になるなあとか思って脳が活性化されてきた気がしたのでおそらくこの言葉は真実であることに疑いはない。ただ僕の場合小説っていうのはそれ以外の評論だとか科学書だとかよりも全然読むのに時間がかかるもので、一冊一冊の目標を突破するのに時間がかかり若干のフラストレーションを生みやすいのも事実だし自分にあまりいっぱいの小説を読むようプレッシャーを与えすぎないでいこうと思う。

ちなみに最近の僕は舞城の色々な作品を久しぶりに読み倒したあと、舞城スキーの中の一部で評判の高い阿部和重に手を出したりとか阿部公房に原点回帰をしてみるとか今更スティーブンキングを読もうとしているとか彼女の持っていた東野圭吾の本を読んでみるとかとりあえず好き勝手気の向くままに読書をしていてこれはこれだけで結構幸せなことだなあとつくづく思う。小説は読むだけでも素晴らしいのに書くことにもワクワクを感じてしまう。これは音楽も同じことだと思うけども、そういう双方向性があるのが芸術の素晴らしいところだ。例えその現実がカカオ99%みたいに甘くないものであってもっていうかあのチョコレートは確実に僕らに対するいやがらせ的な味しかしなかったことを今軽く思い出した。


とりあえず今考えている小説の書き出し。

「確か世間に大量に出尽くしている「私もう癌で死ぬんだ…」的な小説だとか映画だとかにうんざりして、というかそれを見てキャーキャー騒いでいるビッチどもにうんざりして俺は医者を目指しだした。」

「人間はその思いによってどこまでも進化するけど、その人自身が進化するとは限らない。人間は60億人以上いるから私以外の誰か、つまり私の代替品がその思いをかなえてしまう。人間以外の動物だってそうだ。私たちはなんてことはなく結局のところ集合体になって初めて1つの種という生き物なのであり、ある細胞が夢をかなえなくても、他の細胞がその願いを叶えることが出来ればそれで充分なのである。ならば私が成すべきことは人間という枠からはみ出ることであり、完全無二の存在になることによって私は私の願いのどこまでもを叶えるということにつきよう。それは果たして戯言だろうか?」

「僕の人生はラブアンドピースっていうよりセックスアンドピースっていうかむしろセックスアンドファックっていう感じで、つまり盛りのついたオス猿もしくはオス兎みたいに永遠とファックをかましていたことで大体の説明がついてしまう。」

「坂道をごろごろすってんころりんすることで僕は頭を強くうち、よくよく考えてみればそれが僕の天才性の母親になった。」


この本とかその他のそういう本で書かれているように、大したプロットを作らず見切り発車してしまうというのは最悪の行為だということは僕も知っているしつまりプロットを作らなければならないのだが、あんまりそれで根詰めてしまっても先に進めない気がするのでとりあえずある程度決まったら書き始めてしまいたいと思う。出来たら適当にブログに乗っけたりどっかに貼り付けたりしようと思うので、超絶暇人な良い子のみんなはみてねー!あ、そういえば前回の記事で僕は逆子で生まれていたことになっていたんだけど、よくよく考えてみれば僕は全然逆子じゃなくてただへその緒がきちんと首に巻き付いていただけなのでしたー!くぴー!

プロ論。 (単行本) B-ing編集部





もの凄い数&バラエティーに富んだ人々の語る成功哲学書というのが本書の体系である。ゲストが豪華で僕が好きな人もちらほら入っているのでその点でも満足だが、人数が多すぎるゆえに突っ込んだところまでは言及されていないところが多く、この本をとった目的次第では薄いと感じる人もいるかもしれない。それでも結構お手軽に読めるこの手の本としてはかなりの良書に入るだろう。編集ものは地雷が多いけれども、この編集部はいい仕事をしている。

内容はおのおのの成功哲学ということで、似通ったことを言っている人が多い。よく共通の哲学として出てくるのは仕事は楽しむことがとても大事ということで、自分が楽しいと思えないものではないと他人も楽しむことは出来ないんじゃないのという話。それからチャンスがきたらとにかく行動することが大事で、停滞こそが一番の敵になるということ。そのチャンスを掴むためにあらゆる仕事とかを受け入れてこなす事によって、自分の環境だとか世界観だとかも広がっていくし、そこから生まれる人間関係の中には自分を激変させるものが必ずやあるはずだという記述にはまあ確かにその通りだよなあと思わせる説得力がある。しかし動かないと始まらないというのはいつの世にも叫ばれている命題なのだけど、じゃあ何故それほどまでに周知の事実なのに皆そうしないのだろうか?本書でも散々叫ばれているようにやはり日本という社会にそれを行いづらくしてしまう欠陥があるのかもしれない。そういうものをはっきり客体化させるためにも留学だとかで海外を実際に見てみるというのは大切になるのだと思う。ということで皆も始めようレッツ留学。その際には是非ICUへの入学を検討してみても大変よろしいのではないかと思います。(宣伝)

それから仕事に情熱を注ぎ込むという中の表現として、まるで恋人に接するようにという記述があって僕はなるほどと思ったのだけど、それはつまり恋人に接したことのない人には仕事に真剣になるということは難しいということを表しているのではないかと逆説好きな僕には少し思えた。まあ多分それは言い過ぎでその対象は恋人じゃなくてもなんでもいいんだけど、つまり一度情熱の注ぎ込み方を体験した人間とそうでない人間には開きがどうしても発生してしまうということなのだと思う。だとしたら自分が夢中になれることを見つけるということは結果的に夢中になれる力を育むということにつながるわけで、この情報社会というおもしろい色々なことに簡単にアクセスできる時代だからこそ1つの物事だけ見つめて行動することの重要性を説いているようで、改めて自分の今までの動作を反省せざるを得ないわけである。

その他、特に参考になった部分としてはトリックとかケイゾクの監督である堤の「コレという強さを20代のうちに作っておく」という助言。それから斉藤孝とかが提言している仕事解決のスピードの重要性っていうのも普段うっかり見逃しがちな要素だったので心に刻んでおこうと思う。あと和田アキコとか普段僕が目にしないような人の文章も読めるのでそういう意味でもこの本はお得である。雑誌などで取り上げられている彼女の言動だとか考えには僕としては賛成しかねるって思うことがかなり多いのだけど、っていうか本書の内容も相変らず突っ込みたいところだらけっていう気がするのだけど、だからこそこういう人に対して見返す→見下す→見下ろすのコンボをぶちまけてやろうというやる気も湧いてくるものなのだから僕は彼女の記事に目を通すことが出来たことに感謝の意を述べたい。ちなみに彼女の記事の部分にも普通に参考になるところもあるので、やっぱり好き嫌いの感情に流されずに情報を取捨選択できるようになるのは大事なんだなあと思った。

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脱コットン

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 あまりにも無目的に生きる自分自身に軽い絶望を感じ、そんならいっそ何か書き始めたほうが生活回転が良くなるんじゃないかと思いつけ始めたブログです。
 よって人様に見せるものでもなんでもない公開オナニーになっていることこの上ないと思われますが、万が一うっかりこのサイトを覗いてしまった場合は、その辺何も触れずに放置していただけるとありがたいです。好きな食べ物はプリンです。

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